
どうも一人暮らしシンプリストの音服です。
Amazon Echoが日本国内で発売されてから、私はスマートスピーカーに近未来感を感じて早急に取り入れました。
購入してから1年以上が経過していたので、現状の使用感をレビューしようと思います。
結論から言うと我が家では現在「ただのBluetoothスピーカー」になってしまっています。
おそらく半年程度は「Alexa(アレクサ)」と声を掛けていません。
なぜそうなってしまったのか?
Amazon Echoに限らず、スマートスピーカーの購入を検討されている方に注意点や実際の使い勝手、私の場合の使用例を参考までに紹介します。
- 2018年3月18日 Amazonにて購入。
- 購入時の価格 11,980円
本記事の執筆・2019年5月24日
Amazon Echoとは
Amazon Echoは音声だけでリモート操作できるスマートスピーカーです。
分かりやすく説明するとスマホでiPhoneなら「Hey,siri」、Androidなら「OK,Google」と声を掛けることで操作する事が出来ますよね?
それと同様に「Alexa(アレクサ)」と呼びかけるだけでスピーカー側が反応し、音楽を流したりニュースを読み上げてくれたり、連携させた家電を操作させる事が出来る近未来型のスピーカーです。
発売当初からガジェット好きの間では人気があり、今ではテレビCMでも頻繁に流れているので存在を知っている方も多いと思います。

もちろん音声だけでなく手動でも多少の操作は出来ますが、本体にボタンはこれだけ。
手動でも出来るのは音量操作くらいだと思って大丈夫です。
Amazon Echoで出来ること
では具体的にAmazon Echoで何が出来るのでしょうか?
少し具体的に使用例を挙げていきます。
音楽再生
スピーカーと聞くと誰もが最初に想像するのが音楽の再生機能だと思います。
Amazon Echoは丸い形状からも分かるように360°全方向スピーカーとなっており、クリアなボーカル、ダイナミックな低音で音楽を楽しむ事が出来ます。
多彩なアプリ(スキル)をインストール出来る
Amazon Echoには購入時からデフォルトのスキルと呼ばれるアプリが内蔵されています。
購入してWi-Fiにさえ繋げれば「アレクサ、ニュースを読んで」と声をかければフラッシュニュースなんかを読み上げてくれます。
こういったスキルをAmazon Echoにインストールして自分好みの使いやすいスマートスピーカーを作り上げていけます。
まだまだスマホのアプリと比べると対応しているスキルの数は少ないですが、今後に注目されているガジェットなので革新的なスキルが出てくる可能性は高いと思います。
照明や家電を連携させてスマートホーム化出来る
テレビCMでも「アレクサ、電気を消して。」といったような使用例を紹介していますよね。
このように家電と連携させてエアコンのスイッチを入れる事やテレビの電源を付けたりする事も出来ます。
ただ、この機能を使う為には操作される側がAlexaに対応していなければなりません。
スマートホーム化を目指しているならAmazon Echoだけでなく、基本的には家電側も対応商品に変更が必要になってきます。
音声だけでAmazonへの注文が出来る
Amazonが販売しているだけの事はあり、Amazonへの注文が音声だけで完結出来る機能も持っています。
これは日用品などを定期的にAmazonで購入している方には便利だと思います。
例えばティッシュのストックが残り一箱になった時に「アレクサ、ティッシュペーパーを注文して。」と言えばprime対応のティッシュを登録しておけば翌日にはティッシュが送られてくる訳です。
まだ可能性は始まったばかり
スマートスピーカーは2018年から日本でも注目を集め、徐々に浸透していっています。
それに伴い開発者達も動き出していますので、これからどんな機能が出てくるかは未知数です。
スマホの登場から10年ほどで現在の一人一台が当たり前の環境に環境になったように、スマートスピーカーも一家に一台は当たり前の物と成り得る可能性がある存在だと思います。
これから出てくる機能や、周辺機器の充実に期待していきたいところです。
実際に使用して分かったこと
上記のように優秀なガジェットであるAmazon Echoなんですが、何故ほとんど使用しなくなってしまったのか?
ここから実際に購入し、使用してから分かった事を紹介していきます。
「アレクサ」と呼ぶより動いた方が早い場面が多い。
スマートスピーカーの最大の売りである音声リモート操作。
しかし一人暮らしで決して広くない部屋に住んでいる私からすると、「アレクサ、○○して。」と声を掛けるより実際に動いてしまった方が早いし楽な場面が多いです。
例えば音楽再生にしてもスマホで操作した方が早いし、仮に部屋の電球をアレクサに対応させたとしても壁のスイッチを押した方が早いでしょう。
これには「慣れ」も関係してくるかもしれないですが、音声で操作出来ると便利になる家電ってなんだろう?と考えると実は少ない、もしくは無いのではないか?とも思ってしまいます。
部屋の間取りや生活パターンによって個人差はあると思いますが、少なくとも今の私の住まいでは音声操作でメリットだと思える家電は存在しませんでした。
Apple Musicに対応してない。
今や音楽再生はストリーミングサービスを利用している方の方が多いんじゃないでしょうか?
私も普段はApple Musicで音楽を楽しんでいるのですが、Amazon EchoはApple Musicには対応していません。Amazon Echoの公式販売ページに表記されている対応ストリーミングサービスは下記の通り。
- Amazon music(prime/unlimited)
- TUNE IN
- dヒッツ
- うたパス
- Spotify
単純に「アレクサ、音楽かけて。」と話しかけるとAmazon Musicで再生されます。
私はprime会員なので、制限された曲数ではありますが、ある程度は楽しめます。
もちろん上記に記載した他のストリーミングサービスを主に利用している方は、そのままAmazon Echoで音楽を再生出来ます。
問題はApple Musicに現状で対応していないところです。
日本でも利用率の高いiPhone、同時にApple Musicは利用している方も多いと思います。
それにiTunesで購入してある音楽を他のサービスで購入し直すのも悔しいですよね。
今後の日本での対応は未定のようですが、日本国外では対応が始まっている国もあるようです。
日本でもApple MusicがAmazon Echoに対応してくれば使い勝手が変わってくると思うので、まだまだ今後の展開に期待していくしかない部分ですね。
まだ設定方法が複雑すぎる
上記で説明した照明を始めとした家電への音声リモート操作。
一つ一つを音声で操作するメリットは少ないと書きましたが、複数を同時に操作出来るとなると便利だと思いませんか?
「アレクサ、ただいま。」
この一言で照明とテレビにスイッチが入り、エアコンも作動開始。
「アレクサ、おはよう。」
寝起きの一言でカーテンを開いてくれて電気ケトルが作動開始。テレビや音楽が鳴るように設定しておけば朝に使用する家電が動き出します。
こういった使い方が出来るのがスマートスピーカーの最終的な使い方だと思っています。
ただ、この状態にするには現時点では難易度が高いし、なかなかの費用もかかってしまいます。
もっと気軽に対応製品を購入できて、設定も簡単になれば取り入れやすくなると思うんですけどね…。
販売中のEchoは全5種類
2019年5月現在、Amazonが公式で販売しているのは5種類です。
スピーカー型のEchoが3種類に、ディスプレイが付いたモデルが2種類。
下記からは各モデルの簡単な詳細と購入先へのリンクを貼っておきます。
可能であれば公式のAmazonでの購入が一番安心ですが、普段のご利用のショップの価格と比較してみて検討してもらえればと思います。
Amazon Echo Dot
Echoシリーズの中で最もコンパクトなDot。
ベッドサイドに置く事で就寝前に小声で話しかけたり、小さな音量で音楽やニュースを楽しむ事が出来る。
もちろん価格も一番安いので、とにかくスマートスピーカーを試してみたい!って方にも有りかと。
Amazon Echo
スタンダードモデル。
コンパクトなDotより迫力のあるサウンドを楽しめ、ウーファーも内蔵されているので低音にも威力があります。
感度の良いマイクで多少の雑音の中で話しかけても聞き取ってくれます。
デザインもシンプルなので、どんな部屋に置いても違和感なく馴染んでくれると思います。
Amazon Echo Plus
Echoより更に上質なサウンドを求める方にオススメの最上級モデル。
スマート家電の簡単セットアップに対応しており、「デバイスを探して」と声をかければ接続圏内にあるスマート家電とセットアップしてくれる優れもの。
最終的にスマートホーム化を目指すなら取り入れたいモデルです。
Amazon Echo Spot
スマートスピーカーの機能にスクリーンが付いたモデルです。
やはりニュースや天気も視覚から入ってくる情報は大きいですよね。
音楽もジャケットが表示されたり、テレビ通話も可能なのでスピーカーでは物足りない方にはオススメ出来るモデルです。
Amazon Echo Show
10インチのモニターが付いた現在のEchoシリーズでは最上級となるモデルです。
もはやタブレットにスマートスピーカー機能が付いてるような物ですね。
Echo Plusと同様にスマート家電セットアップにも対応。
Echoの全ての機能が欲しい方はPlusかShowのモニターの有無が検討のポイントになってきますね。
Echo Showは現段階ではAmazonのみでの購入になりそうです。 もう少ししたら楽天やYahoo!ショッピングでも取り扱い店舗が出てくると思うので、その際は改めてリンクを貼り直します。 |
まとめ
私がAmazon Echoを購入した時は嬉しさのあまりに「アレクサ、音楽かけて」と毎日のように呼びかけていました。
ですが、オススメのプレイリストは重複する事が多く同じ曲ばかり流れてしまう。
それならBluetooth接続させてApple Musicで再生させた方が聴きたい曲を選んで流せるので楽になってしまったんです。
スマートホーム化を目指そうとも思いましたが、電球一つでも割高だし、今の生活で必要か?と考えると微妙としか思えなかったのです。
今の私のAmazon Echoに対する評価は、「購入するには、まだ早い。」と思っております。
この先の対応商品、様々なスキルが登場してくれば利便性は増していき、家庭に取り入れる方も増えてくると思います。
Amazonに限らずGoogleも発売し、Appleも海外ではスマートスピーカーを発売しています。
今後まだまだ伸びてくると思われるスマートスピーカー。
Amazon Echoは価格的にも良心的なので、最初の一台としてはオススメです。
現状の私のようにBluetoothスピーカー単体として捉えても大差が無い価格で購入出来ます。
持っておけば新たなサービスが導入された時に、すぐに対応出来ますからね。
今後の動向に期待しながら、まだ暫くはスピーカーとして頑張ってもらおうと思っています。
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