
どうも音服です。
無印良品のアイテムの中にはボックス型の収納は沢山あります。
もちろん有名なアイテムだとファイルボックスを筆頭に、以前に紹介したポリエステル綿麻混・ソフトボックスなど、どれにも特徴があり、使い勝手も多少や収納に使う場所も異なってきます。
今回は私が見た目の雰囲気、丈夫さも考慮してリビングでの魅せれる収納として使用しているラタンバスケットの魅力に触れていきたいと思います。
ラタンとは
ラタンとは木でも竹でもありません。
日本名で籐(とう)と呼ばれる200種類以上ある植物の総称です。
ツル性植物で、節があり、とげを持った表皮に包まれています。その繊維は植物中最長にして最強といわれ、長さが200メートルを超えるものもあり、他の樹木にからみつき空に向かって伸びていきます。およそ5年ほどで加工に適した大きさに成長します。
ラタンの特徴
「軽さ」「柔らかさ」に対し、「強さ」という一見相反する特徴を持ちます。
しなやかなラタンの特性から複雑な曲線加工ができるため、立体的で自由なデザインが可能です。
素材の強さによって余分な補強を必要とせず、最小の構成で丈夫な家具ができます。
無印良品で使用しているラタン材と産地
主にベトナム中部の地域に自生している植物を使用します。
非常に丈夫な素材でバスケットなどの収納用品のほか、家具にも多く使われている材料です。
無印良品のバスケットに使われているラタンは直径約3~5cmのラタン材を直径5~8mm程度の太さに裂いてから使用しています。
ベトナム北部 ハタイ省の農家の方が手作業でひとつひとつ編み込んでいきます。
ハタイ省には約1万人の農民の方がおり、農閑期にラタンの編み込みをして生計をたてています。
このラタンバスケットは1人が1日で1~2個程度しか作ることができない、非常に手間のかかる製品です。
調べてみて知りましたが、無印良品のラタンバスケットは機械ではなく手編みで作られていたんですね。
そう考えると無印良品の在庫の数と比較して凄い生産量だなって思っちゃいました。
でも手編みだからこそ出る風合い、雰囲気の良さなんでしょうね。
これは産地のベトナムの農家さんに感謝です。良い仕事してます。
ラタンバスケットを画像で紹介

私が使用しているのは長方形型の取っ手が付いていないモデルになります。
1番オーソドックスでシンプルなバスケットなので気に入って選びました。
このラタンバスケットは同サイズだと重ねられるのが良い所なんですが、私は今の所は1つあれば収納的に困らないので、この一つにフタを買い足して使用しています。

ボックス内部の編み込み模様まで見事ですね。
実際に、ボックス自体は軽いのに少し重たい物を入れても底が抜けちゃいそうといった心配は一切ありません。
型崩れの心配すらないですね。
広い収納ボックスなので入れる物によっては中に仕分け用のボックスを入れても良いと思います。
使い方次第で用途は無限大です。

私自身はフタを付けている状態がインテリアとして1番好きです。
ナチュラルな雰囲気で、やはり木材のインテリアとの相性が抜群だと思います。
もちろんフタもジャストサイズになっているので収納物をホコリや汚れから守るといった意味や、中身そのものを隠すって事が出来るので、別売りですがフタの購入はオススメです。

編み目のアップ画像です。
遠目では分かりませんが、確かに近くで見ると不揃いの編み目があるのが分かります。
こういった風合いって好みの問題になってくるとは思うんですが、私は機械的に均一にビシっと並んだ編み目より好きです。
素材自体も場所によって色の個体差があって良いですよね。
ラタンバスケットは店頭で実物を見て購入すると一層愛着を持てるかもしれないです。

現在、我が家ではリビングのスタッキングシェルフの中に収めています。
場所的に分かるかもしれないですが、ニンテンドースイッチのコントローラーや配線隠しに使ってます。
配線むき出しとラタンバスケットでは見栄えが全然違いますよね。
ラタンバスケットの下段はスタッキングシェルフのオープンボックスにしているんですが、ここにラタンバスケットを2段で重ねちゃうのも有りかなと妄想しています。
私は現状は一つしか所持していないですが、ラタンバスケットは数個くらいあって並べて置いてあるだけで迫力があり、統一感が出せます。
私はリビングのスタッキングシシェルフの空いてる3マスの使い道を考えてるんですが、ラタンバスケットで埋めちゃうのは候補の一つですね。
いかんせん実際に収納する物が何もないので検討中のままなんですが。笑
ラタン材のお手入れ方法
ラタンは天然素材なので直射日光や乾燥を嫌います。
こういった場所を出来れば避けて使用する事をオススメします。逆に多湿な場所での使用時には適度な換気をするようにすると長持ちすると思います。
またラタンは性質上、トゲ状のささくれが出来る場合があります。
特にバスケットを頻繁に出し入れする場合は手に刺さらないように注意が必要です。
ささくれが出来てしまった場合はカッターやはさみで切ってしまって大丈夫です。
汚れがついた場合は家庭用の中性洗剤を薄めて使用して下さい。(特殊な洗剤・ワックス・シンナー等のご使用は避けてください)
上記のように一応、ラタンを扱う場合の注意書きはあるんですが、私は部屋の掃除のタイミングで軽く乾拭きしている程度です。
それで1年近くは使用していますが特に問題ありません。
そこまで神経質になるような物ではないので、気軽に扱ってもらって大丈夫だと思います。
まとめ
- ラタンとは軽くて柔らかいのに強い、といった特性を持つ植物。
- 無印良品のラタンバスケットは手作り。
- サイズ展開も豊富なので収納物に合わせた大きさを見つけやすい。
- 魅せるインテリアとしても優秀。
- 天然素材だが、気にするほどの取り扱い方はしなくても大丈夫。
ラタンバスケットは、個人的に凄く「無印良品らしい」アイテムだな、と思っています。
雰囲気や使い勝手も含めてですが、無印良品のアイテムが好きな方なら誰しもが家に一つはあってもおかしくないアイテムの一つだと思っています。
価格としてはボックス収納のアイテムの中で決して安いとは言い難いんですが、価格に見合っただけの価値はあると思います。
無印良品に足を運んだ際には、是非とも実物を手にとって雰囲気を確かめてみて下さい。
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